及川陽子
生年:
住所:埼玉県入間郡
職業:学生
自己紹介:


岩手のお赤飯



材料

もち米  2合
米    1合
茶福豆(ふじっこのおまめさんきんとき) 1袋
くるみ  約50グラム
酒    50ccくらい
しょうゆ 30ccくらい
塩    少々

つくり方

1 まず、もち米と米を合わせて研いでからざるに上げて、30分〜1時間水を切っておきます。
2 次に、水を切った米を炊飯器に入れ、調味料を入れて軽く混ぜます。
3 そして、茶福豆とくるみ(手でおおざっぱに砕いたもの)を入れて普通にお米を炊くように水を加減し(かためがおいしい)て炊きます。

※冷めてもおいしいので、炊き上がったらすぐお皿に上げておくといいと思います。炊飯器に入れっぱなしにしておくとだんだん色が黒っぽくなってしまいます。
※米の比率とか豆やくるみの量は本当に適当です。我が家ではくるみを多めに入れますし、祖母の家は全部もち米で、炊飯器ではなくてせいろで蒸しているみたいです。
※ごま塩をかけたりすじこをのっけたりして食べます。あと私はおにぎりにしてのりを巻いたのが好きです。母は大根の漬物といっしょに食べるとおいしいと言っていました。

気持ち

私は小さい頃岩手に住んでいて、少し甘いこのお赤飯が大好きでした。岩手では多分どの家でもお赤飯といえばこれを作っていて、私は東京に来るまでお赤飯は甘いものだと思っていたくらい私にとってはすごく身近な食べ物ですが、甘いお赤飯なんて好きじゃない人もいるかもしれないなぁと実は少し心配でした。
でも家族の中でもたぶん私が1番好きだろうというくらい私はこのお赤飯が好きなので、食べたことが無い人にはぜひ食べて欲しいなと思って卒業制作に選びました。そんなに料理に慣れているわけでもない私でもすぐに作り方を覚えられたし、本当に簡単なので誰でもおいしくできると思います。
自分が作った料理を一度にあんなに大勢の人に食べてもらったのは始めてで、作っているときよりも食べてもらう瞬間の方が緊張してしまいましたが、みんながおいしいと言って食べてくれて、すごくうれしかったし幸せ でした。



先生のひと言

ふじっこのお豆さんを使ったところが、とてもいいと思いました。
おばあちゃんも、お母さんも、昔からそれを使っているとのこと。しかも、汁までぜんぶ利用するというところにグッときました。
作り慣れている強さも味の中に感じたし、受け継がれてきた強さも感じました。家族に囲まれた、小学生の及川さんが目に浮かぶほどでした。
料理というのは、そのものの味ももちろんだけど、背景にある幸せな空気がおいしくするのだと、食べながら思いました。


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