芋煮![]() 用意するもの 洗い里芋 1.5kg 牛肉 500g 長葱 1本 板こんにゃく 1枚 ごぼう 1本 舞茸 1パック 砂糖 酒 醤油 大きな鍋 つくり方 1 洗い里芋は皮を剥かれた状態のものですが、味をよりしみさせたいので我が家ではさらに皮を剥きます。ごぼうをささがきにする。長葱を厚めのななめ切りにする。舞茸、板こんにゃくは手でちぎる。 2 大きな鍋で牛肉を砂糖(小さじ2杯)、酒(大さじ3杯)、醤油(大3杯)できりっと煮詰め、鍋から取り出す。 3 2の鍋に1の材料を入れたっぷりの水で煮ていく。(具だけではなく、煮汁も楽しむのでたっぷりの水で煮るのです。)はじめは強火で、グツグツいってきたら、中火にする。どんどんアクが出てくるので、気になるのであれば取る。砂糖(大さじ2杯)、酒(1/2カップ)、醤油(2/3カップ)を入れ味付けする。水の量に合わせ味の調節をする。 4 里芋が柔らかくなったら、2の牛肉を入れ出来上がり。 気持ち 具を食べ終わったら、残った汁に、シメとして、うどんを入れたり、ごはんを入れたりして食べるのが、これまたおいしいのです。秋晴れの日に河原でする芋煮会は最高です。 もってのほかのお浸し ![]() 用意するもの もってのほか 酢 大きな鍋 つくり方 もってのほかのガクを取る。熱湯に少量の酢を入れ(酢を加えるのは、アクを抜き、変色を防止するためです。)もってのほかをさっと茹で、冷水にくぐらせる。 (注:かなりの量のもってのほかを準備しても、茹でてしまうとその量は驚くほど少なくなってしまいます。) 気持ち 酢醤油で頂くことが多いのですが、先生から教わった梅醤油で頂くともってのほかうまいです。 『もってのほか』とは、山形でつくられている食用菊の1種で、淡い紫色をしています。正式には『延命楽』という品種で、『もってのほか』という愛称は「もってのほかうまい」とか「菊の御紋を食べるとはもってもほか」といったことからきているそうです。 卒業してから1週間ですが、この1週間はどっぷり疲れ教室が私にとって大きなものだったことを強く感じます。 ぼんやりと考えごとをしているときに、『あー、あの時は、あのできごとが必要だったから起きたんだな。』と思う出来事があったりするのですが、ふくう料理教室のときは、勝手が違って、一時一時が、『あー、今、必要なんだ、欲してるんだ。こうゆうことがしたかったんだな。』と私の中でグングン膨らんでいくのがとても楽しく貴重な時間でした。そして、この続きを自分なりに育ててゆく自信さえ芽吹いてきているのを感じます。先生、ありがとうございました。 先生のひと言 甘すぎず、だしが効きすぎずの、なんでもないおいしさがとても良かったです。「なんでもない」とか「つまらない」とかいう料理にこそ、日々の暮しの力強い柱のようなものを、最近よく感じます。 たいした工夫はないようでいて、受け継がれてきた心のようなものが、あちこちにつまっている感じがしました。 素材の味がいきていて、いくらでも食べられる。これを河原で大勢で食べたら、さぞかし美味しいだろうなーと、景色が浮かんできました。 もってのほかは、今さんが忘れて行った梅じょうゆでも食べてみましたが、大人っぽくてとてもおいしかったですよ。 |