はる
生年:1975年
住所:東京都杉並区
職業:会社員
わくわくすること:ホットケーキのうまく焼けた色、たまご焼きの湯気


ぐつぐつ焼き



材料(ひとりぶん)

男爵いも   1/2個→皮をむいていちょう切りにして茹で、ざるにあげておく。
まいたけ   小房にわけてひとつかみ
生クリーム  少々
とけるチーズ ひとつかみ
桜えび    少々
塩・こしょう

つくり方

1 オーブンを210℃に温めておく。耐熱容器の側面にうすく油をぬる。チーズがくっつかないように。
2 茹でておいたじゃがいもを耐熱容器に入れて、塩・こしょうをふる。
3 まいたけで表面を覆う。
4 生クリームを2周くらい回しかける。
5 とろけるチーズを表面にちらし、桜えびを彩りよくかける。
6 210℃のオーブンで15分焼く。

気持ち

おなかを空かせて帰ったときや、ちょっと疲れたときにささっと作れる逸品です。あと一品ほしいときにも大助かりです。
簡単だけど、ポイントは生クリームをぐつぐつぐつぐつさせてきのこと桜えびのおいしいところを引き出してもらうこと。
容器のふちに生クリームがぐつぐつちいさな泡をたてて表面が色よく焼けていたら食べごろです。

じゃがいもは教室では皮付きのまま丸ごとゆでましたが、今回はお腹が空いてすぐ食べたいときにできたレシピなのであえてそのまま発表しました。
全体的にうすく広げて表面を多くしたほうが生クリームがはやくぐつぐつしてじっくりうまみをひきだしてくれるように思います。



三日月クッキー



材料(約120個分 28X28の天板4枚分)

無塩バター     150g
粉糖        60g
アーモンドプードル 100g
コーンスターチ   50g
薄力粉       100g
粉糖(仕上げ用)

つくり方

1 室温に戻しておいたバターを木べらでクリーム状にする。
2 粉類をすべて合わせて 1.にふるいかけ、混ぜ合わせる。
3 2をひとまとめにしてぴったりラップに包み、冷蔵庫で1時間くらい休ませる。
4 3を白玉団子よりひとまわり小さいくらいの大きさに分け、5cmくらいのひも状にし、三日月の形にする。オーブンを170℃に温め始める。
5 170℃のオーブンで15分焼く。ほんのり周りに焼き色がつくくらい。
6 粉糖をまぶす。

気持ち

これはともだちに教わったレシピです。
もともとはオーストリアのお母さんのレシピで、バニッラキッフェルンというそうです。
なにかの集まりやお祝いのときなどに持っていくと、これを見つけた人はにんまりしていて、それを見つけるのが楽しみです。わたしのまわりでは「あの三日月の」と呼ばれています。

仕上げに粉糖をまぶすとき、甘いのが好きな人は焼き立ての熱々のときにまぶすとしっかりつきます。粗熱が取れてからまぶすと薄付きになります。割とおなかにたまるクッキーなので、今回は薄付きにしました。
焼き上がりはこわれやすいのであまり触らないで、ふたつの容器を行ったり来たりさせるとやりやすいです。
いちどに焼けないときは生地を冷凍しておきます。1ヶ月くらい平気です。
同じ天板で続けて焼くときは天板に水をかけてさましてから使います。
焼き色がしっかりつくと苦くなるので、注意。
ほんのり焼いて粉糖で包むように仕上げます。



先生のひと言

ぐつぐつ焼きは、ひとり暮らしの気軽さがとてもよかったです。
レシピの言葉使いがとてもおいしそうだと思いました。気楽なようでいて、状態が(短い言葉で)うまく表されているし、生クリーム2周というのもいい表現です。
桜えびがきいていておいしかった。桜えびは保存もきくし、味のポイントになるのでいいですね。
キルッフェンのレシピで、バターと粉砂糖を泡立てないようですが、それでも大丈夫なんですね。私はつい、バターと砂糖をかき立てると原理的に考えてしまいますが、オーストリアのお母さんが作っていたのを教わったそうなので、簡単になっていて、そういうところが家庭的でいいなと思いました。サクサクおいしかったし。


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