岡田聡子
生年:1978年
住所:東京都練馬区
職業:会社員
自己紹介:料理と仏像鑑賞が好きです。


柚子ちらし



材料

<すし飯>
米      3合
柚子酢    3/4カップ弱
塩      小さじ2

<具>
さといも   5個
れんこん   5cm
にんじん   1本
干ししいたけ 6枚
こうや豆腐  1枚
油揚げ    2枚
だし汁    2カップ
砂糖     大さじ1
薄口しょう油 大さじ2
塩      ひとつかみ

<トッピング>
卵      2個
砂糖     小さじ1/2
酒      小さじ1
きぬさや   30枚


つくり方

1 ご飯をかために炊く。
2 干ししいたけ、こうや豆腐を戻し、細切りにする。さといもは1.5cm角に切り、茹でてぬめりをとる。れんこんは薄いいちょう切りに、にんじんと油揚げは細切りにする。
3 鍋にだし汁を入れ煮立ったら、にんじん、干ししいたけ、れんこん、油揚げ、さといもを入れて煮る。柔らかくなったら、砂糖、薄口しょう油、塩を入れる。5分程煮たら、こうや豆腐を入れて少し煮る。
4 柚子酢と塩を混ぜ、すし酢をつくり、ご飯にまんべんなくかける。ご飯を切るように混ぜて、酢をなじませる。
5 卵に砂糖、酒を入れてよく混ぜる。錦糸玉子を作り、細切りにする。鍋に水を入れ、沸騰したら塩を入れ、きぬさやを茹でる。色がきれいになったら、ザルにとり、斜め千切りにする。
6 すし飯に具を入れて、さっくり混ぜる。
7 器に盛り、上に錦糸玉子ときぬさやを飾る。

※柚子酢とは、柚子をしぼっただけのお酢です。大きいスーパーに売っているところもあるけど、生の柚子を絞って使っても同じです。
酢がなじむまで、2〜3時間置いたほうがおいしいです。
春には、蕗をいれてもおいしいです。

気持ち

どんな料理にしようかと、いろいろ悩みました。
私らしい料理ってなんだろう?と考えたときに、やっぱり私が小さいころから食べてきたものにしよう!とおもい、この柚子ちらしにしました。
私の実家は徳島です。その中でも、父が生まれたところは、木頭村(きとうそん)という山の中で、木頭の名産は柚子です。
私の家では酢といえば、柚子酢のことで、酢の物もおすしも全部柚子酢でつくります。
なんだか柚子酢の宣伝みたいになってますが、これを食べて私は育ってきたんだ!と自信をもってみんなに食べてもらいたかった料理です。



先生のひと言

寿司酢に柚子と塩を使うというのが新鮮でした。
柚子のお寿司は初めてだったのですが、もう少し味つけをはっきりさせるといいかなと思いました。酢の方に甘みをつけないのであれば、具の方を少し濃い味つけで、甘みももう少しつけた方がきわ立ったのでは?と思いました。
それとも、寿司飯の方にしっかり味をつけておけば、具は薄味の方がいいのかもしれません。
メニューの選び方はとてもよかったし、レシピもよく書けています。
自分の舌を信じて、よく味見をしながら、自分が本当においしいと思うものを作ることです。
何度も作って、岡田さんの得意レシピにしてください。


ふくう荘の目次  めにうへ