デイドリームクッキン。
ある晴れた日、女は洗濯物を干しながら見上げた真っ青に、目をとめた。
眠っていた記憶がさざめいて、女を夢に誘う。
スープの湯気が立ちのぼり、異国の匂いが鼻をつついた。




「記憶のスパイス」

高山なおみがかつて訪れた国や土地の思い出を生き生きと辿り、
匂いを嗅ぎ、空想を味わい直した。
料理を作り、文に止めた。
そして、齋藤圭吾が写真に納めた。
思い出を何年も寝かせ、
異国のスパイスをしっかりきかせた、
デイドリームクッキン写真文集。
料理レシピ付き。

*全日空機内誌「翼の王国」に、2004年春から2年に渡って連載された旅行料理エッセイ「記憶のスパイス」。
この書籍化にあたり、新たに梅干しや枇杷、グリーンピースなど、身近な食材を撮りおろし、高山なおみの子供時代の「記憶のスパイス」を加えた充実の一冊となりました。



[目次より]
登場する場所
ペルー
ベトナム
インドネシア
沖縄
フィリピン
韓国
インド
ネパール
タイ
新潟
フランス
福岡
高知
広島
青森
など


[仕様]
書名:記憶のスパイス
共著:高山なおみ(料理と文)、齋藤圭吾(写真)
出版社:アノニマ・スタジオ
定価:本体1800円(税別)
発売:2006年9月
記号:ISBN4-87758-639-3


*当ページの責はふくう食堂にあります。

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