高山ふとんシネマ














ブックデザイン:
有山達也+岩渕恵子

イラスト:
(「リーダー」こと)高橋かおり

*おまけの小さなレシピつき

*2011年9月発行
*発行:幻冬舎
*1300円+税別
*ISBN978-4-344-02056-6


「私にとって布団の中は、今も昔も、自分の感じを味わえるいちばんの場所。うちのテレビは寝室の押し入れにあるし、本を読むのもたいてい布団の中です。」(本文より)
高山なおみの、お気に入り映画(DVD)、テレビ番組、本、音楽、夢などの、いろんなもの感想文集です。
布団の中に居ながらにして、さまざまなところ、遠くは宇宙にまで想いを馳せます。
感想を書き進めていくうちに、やがて高山なおみ自身の心の地図のようなものが表れてきました。
「書いているときには分からなかったけど、でき上がってみたらこの本は、『帰ってから、お腹がすいてもいいようにと思ったのだ。』の続編みたいになったな。胸のひりつく感じが。」(2011年9月15日の「日々ごはん」より)
日が射す方、ではなく、どちらかというと、そうではない方の、心の底がよく発酵して、出汁のよく効いた一品となりました。

この本は、幻冬舎のウェブマガジンにて、2009年4月から2011年1月まで連載していたものに書き下ろしを加え、一冊にまとめたものです。

[目次より]

おおみそかのどん兵衛
スクリーンのむこう側
ホントウの関係
ようじんさん
本の記憶、ことばの記憶
教わったこと
山小屋の夏
思い出したこと
見上げた青空
赤いずきん
山の小さな家
三本のアンテナ
シネマ高山 その1
アボンリー礼賛
私のいるところ
触ったら、火傷する
シネマ高山 その2
伝染する、ちょっとしたこと
女どうし
感情の芯
私の宝箱 その1〜6
ホントウを旅する人
いろんなカケラの食卓
つながってゆく、本と私
家族
おおいなるもの
体にくる本
ヘドロちゃんからの手紙
終わりたくない
体育館のビー玉
夕暮れの子供番組

*当ページの責はふくう食堂にあります。

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