2005年8月下

●2005年8月31日(水)晴れ

夏休み最後の日だ。
全国の小中学生は、カツオみたいに宿題の山に囲まれているだろうか。
蝉は、最後の力をふりしぼって頑張って鳴いている。
もう明け方は、タオルケットだけでは寒いものな。
今日はあちこち念入りに掃除機をかけた。
スイセイも、朝から換気扇まわりの掃除をしてくれている。
お昼に、油揚げと塩昆布とソフト昆布(長野君の富山のお土産で、ふりかけ昆布みたいなもの)でチャーハンにした。
これがとてもおいしかった。
油揚げを焦げるまでしっかり焼きつけ(油をひかないで)てから、ご飯を炒めるのがコツ。ふっくらして肉みたいだった。
こんど、とろろ昆布を細かく切って加えるのも作ってみたいが、ねばりが出るだろうか。それはそれでおいしそう。
3時くらいにスイセイと街へ出る。
出がけに、杏の木の中にいる2羽のメジロをスイセイが発見。
ちょうど葉っぱくらいの大きさで、黄緑で、ちんまりと可愛らしい。
春先に見かけることはよくあるが、こんな時期にもいるんだな。
動き方も、声も、すべてがいじらしくて、しばらくふたりで観察する。
吉祥寺までてくてくと歩き、私は明日の撮影の買い物、スイセイは工作用具を買うので途中で解散。
帰りに、昌太郎君が内装をやったお店にまた寄った。
今日は冷たい煎茶をひとりでいただく。
おいしかった。
なんだかこのお店は、働いている女の人たちも小さくて、白っぽい。
木綿の布のような、繭のような肌触りで、いい気持ち。
買い物の帰りなんかに、ほっとひと息するのにちょうどいいお店ができて、私はとても嬉しい。
夜ごはんは、精進揚げ(れんこん、茄子、ゴーヤとごぼうと桜エビのかき揚げ)、目刺し、小松菜とおくらのおひたし、エリンギの網焼き、赤米入り玄米、豆腐と干し椎茸のおすいもの。
さあ、明日からは本の撮影だ。
体調も気分も万全。
今夜は早めに寝よう。

●2005年8月30日(火)晴れ夜になって雨

けっこうスッキリと、いつもの時間に起きた。
昨夜は楽しかったなあ。
「タミゼ」で打ち合わせ(近くなったらこのホームページ上でもお知らせしますが、来年の1月末に、タミゼにてスイセイの展示会をやります)をし、私とみどりちゃんは次回撮影の打ち合わせもし、近くの立ち飲み屋でモツ焼きとビールと焼酎(金魚という焼酎カクテル。唐辛子と青じそ入り)をひっかけ、バーでワインとおいしいスコッチを飲んだ。
そこで食べたアスパラと白うりのサラダがおいしかったなあ。
酸味はほとんどなく、オリーブオイルで和えてあって、冷たくなく、オイルが室温でなめらかな味。
繊細さが混ざっている、おじさんの料理だった。
おじさんは煙草を吸いながら作っていて、なんだかすてきだった。
そしてその後、カラオケにも行ってしまった。
めずらしく私たちは早めにお開きの心づもりだったんだけど、昌太郎君が「カラオケって、ふだん高山さんたちって行きますか?」とか言って、行きたそうだったので。
キャシーちゃんも呼び出して。
カラオケは、青山の夜景が見下ろせる特等ルームだった。
吉祥寺や西荻のカラオケ屋とは、やっぱ違うなあ。
トイレもきれいだし、働いている男の子たちも透明感があって、ジャニーズ系できれい。
カラオケ屋って酔っぱらって行く所だから、荒んでいるのが当たり前って思っていたけど、さすがは青山だと感心した。
そしてこのメンバーは、いいカラオケグループだった。
自分本位に突っ走る人が誰もいないから、せかされることもなく、のんびりムード。
ソフアーでくつろぎながら、私は時々夜景を見てうっとりしながら歌った。
自分の歌いたい曲をバンバン入れるんではなく、皆で歌いたい歌を、1曲ずつ入れては歌った。
プロコロヘルム(?)の「青い影」なんていう、外国のも英語で合唱した。
ぜんぜんへたで英語になってないんだけど、聞きたい曲をカラオケでかけて一緒に歌う、という感じ。
みどりちゃんは「カラオケは苦手」とか前に言っていたけど、けっこう歌っていたし、しっかりハモッていたのも私は聞き逃さなかったぞ。
昌太郎君ものっていた。
キャシーちゃんは、原田知世の歌が得意。
よく伸びる透明で素直な、ずっと聞いていたくなるようないい気持ちの声だった。
スイセイはその声を聞いて、「キャシーって、心がきれいな子なんじゃの」と感じ入り、それからはキャシーちゃんの隣に行って、ペアで歌ったりしていた。
「サヨナラCOLOR」ももちろん歌った。
キヨシローのハモリ係は昌太郎君。
最後は、「また会う日まで」を合唱した。
立ち上がり、腕を肩に回しながら、全員で声を張り上げた。
「ゴスペルみたいじゃったのう」とスイセイ。
あー、おもしろかった。またやりたい。
こんどはこの部屋を借りきって、昼間からやりたい。
お金を払う時、カウンターの美少年に、「予約ってできるんですか?あそこの部屋を」と質問してみた。
できるらしい。
そしてタクシーで帰ってきたんだけど、運転手さんがまたびっくりするほどいい人だった。
降りる時、「ありがとうございました。遠距離を乗っていただいてありがたかったです」なんて頭を下げられ、20円まけてくれた。
横顔を見たら、深沢七郎似の福顔で、つるっとした肌がきれいなおじさんでした。
(世の中捨てたもんではないなぁ)といい気分になり、コンビニでおにぎりを1個買って歩きながら食べた。
さてと、今日は、何をすればいいんだろう。
9月の撮影分の企画案を、赤澤さんにお送りしよう。
そういえば、カラオケでスピッツの「ロビンソン」を歌っている時、赤澤さんとモッ君のことを思い出し、一緒に歌っているようなつもりになった。
夜ごはんは、ポークステー、じゃがいものピュレ、レタスサラダ、バターライス。

●2005年8月29日(月)晴れ

朝からパンを焼いたり、梅干しを瓶に移し替えたり、わくわくと体を動かす。
夕方から昌太郎君&みどりちゃんと打ち合わせがあるので、楽しみで、なんとなくいそいそしている。
さて、ではこれから行ってきます。

●2005年8月28日(日)晴れ

蝉が鳴いているのが、狂言の人みたいに聞こえる。
「ミイ―――ン、ミン、ミン、ミン、ミン」。
昼間から鳥が何羽か来て飛び回っているのだが、あの、味噌を体中につけたような、わりとスマートな鳥はなんという名前なんだろう。
「キュ、キュ」と、まるで森の中で聞こえているような、響き渡るきれいな声だ。
双眼鏡で覗いてみようと思って取りに行っているスキに、いなくなってしまった。
この間、長野君が貸してくれたハワイアンのCDを、毎日ずっと聞いている。
カウアイ島の賛美歌のハワイアン。
賛美歌みたいじゃないんだけど、やっぱり賛美歌。
のびやかで、体がゆらゆら揺れる。
CDは2枚あるんだけど、その違いが私には分からない。
時々、小さいお祈りの言葉みたいなのが入って、しゃがれ声のおばさんが中心に、若者や、子供たちがえんえんと歌っている。
どれも知っている歌みたいに聞こえて、力がこもりすぎてなくて、蝉の声にも不思議と溶け込む。
時々ハモったりしながら、何度も何度も聞いている。
昨日は、夕方のヨガをやりながらエンドレスで聞いていた。
いいなあ。
こういう、胸を広げたような、自分をすべて差し出すような、天や周りや地平にまで広がっていく歌声って、これこそ賛美歌だよな。
しゃがれた声は、「クウネル」に載っていたあのおばさん。
現地で、あの体から出てくるこの声を聞いたら、私はすぐに泣くだろうな。
さて、今日もまた聞きながら、レシピ書きの続きをやろう。
2時半くらいに吉祥寺に買い物に行ったら、すごい人だった。
日曜日にわざわざ買い物しなくてもいいだろうと気がつき、すぐに引き返してくる。
紀伊国屋は空いていて助かった。
カナダのアイスワインの試飲をやっていて、りんごのがおいしかったので買う。
葡萄を凍らせて作るのは、トロリと甘すぎて私は苦手だが、りんごのはカルバドスっぽくておいしかった。
明日みどりちゃんと昌太郎君に会うから、お土産にしようと思い2本買った。
1本は、冷蔵庫でカキンカキンに冷やして、ひとりで少しずつ飲もう。
スイセイにみつからないように。
夜ごはんは、本まぐろの中トロ、ゴーヤ入りニラ玉、冷やしトマト、胡瓜とカニカマの酢の物、とりレバーの醤油煮、たたきおくら、新ごぼうと油揚げの味噌汁、玄米。

●2005年8月27日(土)曇りのち晴れ

夏休みももうあとわずか。
という、いかにもそういう感じのする天気の日。
昨日さぼったので、今日はけっこう忙しいぞ。
まずは、前回の撮影のレシピ起こしから始めよう。
お昼に、試作もひとつやる。
思っていた以上に、おいしいのが出来た。
最近、私は好調な気がする。
「クウネル」の撮影からこっち、ずっと元気だ。
だらだらと落ち込んだり、寝てばかりという気になれない。
銀色さんのつれづれ日記『川のむこう』を、ここ2日くらいはまって読んでいた。
今回は14巻目だけど、これで終わりにするらしい。
ずっと楽しみにして読んできたので、終わってしまうのは寂しいし、日々は確実に過ぎてゆく諸行無常の切なさも感じるが、人間の底に住むたくましさや凄みのようなものに、妙に感動してしまった。
大きく揺さぶられるものがあの本の中に混ざっていて、それはまだ言葉にはできないのだけど、善悪では計れない何かの気がする。
夜ごはんは、大根のマリネ、じゃがいもと長ねぎのポタージュ、浅蜊のパスタ(この間作った魚介のスープの残りにトマトソースを加えた)。
早めに風呂に入って、レモンアイスを食べながら、恐竜の映画をスイセイと見る。

●2005年8月26日(金)晴れ

台風一過のわりには雲が多いけど、でも、ひさびさに晴れました。
いろんな物を干す。
布団、洗濯物、洗面所のマット、すり鉢、すりこぎ、ざる、まな板、そして昌太郎君にいただいた、古くてかっこいい瓶も洗って干す。
昌太郎君が言うように、梅干しをこれに入れ替えようと思って。
あちこち風を入れ、掃除機をかけ、汗だくだくになって雑巾がけをする。
シャワーを浴びてさっぱりしたら、本の試作をひとつやりながら、なんとなしに仕事をする。
締め切り間近ではないから、余裕のすき間をふわっと抱えながら(頭の中に)、のびのびとアイデアを膨らませながらやる。
こういう時にやった試作の料理は、たいがいうまくいく。
ぼんやりイメージしていたものが、くっきりとしたブレのない実物に出来上がる。
味見をしながら、心の中でガッツポーズをする。
2時過ぎに長野君がいらっしゃる。
今日は、長野君の出し物(ホームページの)の中で、私をインタビューしてくれる。
もちろん写真も撮っていた。
「クウネル」の撮影で、長野君にはうちの中を泳ぐように(好きな所を好きなように撮る)してもらっていたので、まだ、お互いにその癖がついているのがおもしろかった。
私は自分の仕事を勝手にしていて、長野君は自分の写真を撮るという。
時々ふと見に行くと、レンズを覗いている長野君の横向きの姿が見える。
フフフと声を出さずに口の中で笑い、私はまた自分の世界に戻ってゆく。
これって、なんかクラブ活動の感じだな。
楽しいなあ。
時々スイセイが遊びにくるのが、顧問の(話が分かる)先生が様子を見にくるみたいでいい感じ。
外が気持ち良さそうだったので、散歩がてら、昌太郎君が内装をした新しいお店に3人で行く。
小さいお店なのに広く感じるような、風通しがいい空気で、あちこちに昌太郎君の小さい匂いがする。
お茶とお菓子のお店だけど、私たちはビールを飲む。
窓際に座り、夕方の、だんだん暗くなる外を眺めながらのビール。
つかの間だったが、おいしく、楽しかった。
ほろ酔いで、私はもう一軒ハシゴしたいようないい気分だったけど、長野君がキリッと立ち上がったし、スイセイも飲むのを控えているので、ぐっとこらえてスタスタと帰ってきました。
夜ごはんは、コンビニ弁当だ。
鮭弁(スイセイ)、三食そぼろ弁当(私)、とりの空揚げ、しじみの味噌汁(昨夜の残りに水増しして味噌を加えたが、だしが足りない味。とろろこんぶを加えたら一気においしくなった)。
私のそぼろ弁当は、ご飯がすし飯だった。

●2005年8月25日(木)ずっと雨

台風。
昼間、真っ白で向こうが見えないほどの土砂降りで、今がまさに台風なのかと思ったら、夜になってからが本番らしい。
ライ麦パンを冷凍してあったので、ひさしぶりにコーヒーを淹れて、お昼に食べる。
2時くらいになって、どうやらやんできたので、スイセイと西荻のギャラリーに行った。
「sunui(素縫い)」の富沢恭子ちゃんの展示、今日が最終日なので。
スイセイは3度目だけど、私は初めて見に行った。
すごく良かった。
恭子ちゃんが作っている織物とか染め物をひと目見て、(私が作りたかったのは、こういうのだったかも)と感じた。
若いころ、私も機織りをしていたが、技術も根気もイメージも薄くて、けっきょく、本心から気にいった布はいちども出来なかった。
恭子ちゃんは最近、作品に食べ物の名前をつけながら作っているそうで、「これは厚揚げ」とか、「これはりんごのケーキって言われたんです」とか言っていた。
大きなUの字が並んだ布を作っている時は、「口がにゅーっとついなっちゃうから、笑いながらやってました」という話。
「作っている時は、楽しくてたまらないんです」とも言っていた。
そこがすばらしいんだと思う。
私なんか、自分のことを織物作家気取りになっていて、「出来ない、出来ない…」みたいな辛い気持ちでいつも作っていた。
アートって、なんとなく辛いものだと思っていたもんなあ。
馬鹿だよなあ。
小雨だったので、吉祥寺で夜ごはんの買い物をして、てくてく歩いて帰ってきました。
夜ごはんは、秋刀魚の塩焼き、新れんこんのフライパン焼き、卵豆腐、ゴーヤとみょうがの塩もみ(ポン酢じょうゆ+薄口醤油+ごま油)、ピーマンの丸焼き、しじみの味噌汁。

●2005年8月24日(水)晴れがちの曇り

曇ってはいるけれど、雲はわりと薄い。
ゲラの校正や、パソコン仕事をしていたら、下から干物を焼く匂いが。
お昼ごはんに、干物を焼いて食べるのっていいなあ。
うちの母はよく目刺しを焼いていた。
炊き立てでなく、なんとなく冷めて固まったご飯とセットで。
いいなあそういう昼ごはん。
なのでうちも玄米を炊いた。
納豆と、塩鮭の残りと、ぬか漬け(水茄子のぬかに大根と胡瓜を漬けた)、わかめの味噌汁でお昼にする。
今日は、「クウネル」の原稿と、もうひとつの原稿も仕上げてお送りした。
夕方、いつものようにヨガをやっている時、どこからかコーヒーを淹れるいい匂いがしてきた。
夜ごはんは、白和え(ひじきと干し椎茸の煮物、こんにゃく、人参入り)、ズッキーニのフライパン焼き(小麦粉をまぶしてごま油で軽く焼く、塩、胡椒と辛子酢醤油で)、冷やしトマト、水菜と貝割れのおひたし、とろろ蕎麦。
風呂から上がると、あちこちシーンとしている。
外は風もなく、とても静かでひんやりした空気。
この静けさは、秋の美しく怖い感じを思い出す。

●2005年8月23日(火)曇りのち雨

ふー、くたびれました。
今やっと、ほっと休んでいるところ。
11時から本の撮影だった。
5品だけの撮影なのに、なぜに、こんなにエネルギーを使うのか。
気合いが入っちゃっているからだろうなぁ。
5品が終わって、「今日はもうダメ。これ以上は一品だって作れない」と言ったら、久家さんも、「オレも。もう、今日はこれでダメだわ…」と低くつぶやいていた。
撮影中は、気迫と汗の粒が飛び散るのが目に見えるものなあ。
私もいい汗かいた。使い果たしたという感じ。
4時に終わって皆でごはんを食べ、軽く打ち合わせをして爽やかに解散となる。
私は買い物に行き、今帰ってきたところ。
それでも夕方のヨガをやる。
しかもいつもより長く、自分で発明した型もいくつかやったりして、立ち上がった時には、本当にスポーツ後のようにたがが外れたようになった。
夜ごはんの支度を始める前に、風呂に入ってくつろごう。

●2005年8月22日(月)曇りっぽい晴れ、風強し

お昼にペンネを茹でて、ハムとピーマンと玉葱でナポリタンみたいにした。
粉チーズとタバスコをかけて食べる。喫茶店の味だ。
スイセイは午前中から病院へ。
さて、私はもうひとつの原稿を書き始めよう。
夕方、明日の撮影の買い物に行く予定。
夜ごはん、今日は笹の葉寿司を作ってみた。
この間、編集者さんにいただいたおいしいお菓子(西湖という、れんこんと和三盆の水菓子)が、きれいな笹の葉で包まれていた。
それを洗って、乾かないように冷蔵庫に入れてとっておいた。
すし飯を軽く握って青じそをはさみ、真鯛のお刺し身をのせて笹で包んだ。
きれいだし、ほんのり笹の香りがして、なかなかおいしくできました。
「シャリがうまいのう」とスイセイも喜んでいた。
お米屋さんに寄ったら、ちょうど佐賀県の新米が出ていたのだ。
今日スイセイは、検査の結果が少し良かったから、ご褒美になったな。
笹の葉寿司、たこの刺し身、枝豆、干し大根の漬物と胡瓜のぬか漬け、ほうれん草のおひたし、千切り野菜のサラダ(おとといの残りにしらすをのせて、酢油がけ)。
「こんど、握り寿司をやってみようかな、ネタを並べて」とスイセイに言ったら、返事をしてくれなかった。

●2005年8月21日(日)快晴、風強し

昨夜の月は、おとといとはまた違った出方をしていた。
おとといの晩は物干し竿の間にあって、寝ていると正面に見えたのに、昨夜は同じ時間なのに、まだずっと東の方で上に向かって動いている。
ひと晩でこんなにも違うなんて、初めて知った。
自然界では、同じような日なんて、本当にないんだなあ。
今朝は、風が強くて目が覚める。
最近なんとなくのんびりしていたけれど、本の撮影までもうあまり日がないことに気がついて、エイッと起きた。
原稿も2本書かなければならない。
お昼は弁当にした 昨夜のうちに、玄米に梅干しをのせて海苔をかぶせ、コロッケを甘辛く煮て詰めておいた。
起きてから、赤いウインナーとゆで卵を加える。
スイセイの食べられるものが決まってくるから、毎年夏のお昼は苦労する。
「そうめんも飽きたのう」と言うし。
弁当は大成功だった。
小松菜のおひたしも添える。
昨日から書き始めた「クウネル」の原稿の続きをやる。
あまりに暑いので、仕事部屋だけクーラーを入れて。
夕方にはどうにか形になって、ほっと安心。
床を雑巾がけする。
風のせいで、雑巾はすぐに真っ黒になった。
さあ、あとは試作をひとつやりながら、『まる子』と『サザエさん』だ。
夜ごはんは、塩鮭(辛口)、焼き茄子、レバーの醤油煮、春雨サラダ(胡瓜、ハム、紫玉葱、春雨)、胡瓜のぬか漬け(水茄子のぬかがたくさんついてきたので、タッパーに入れて漬けてみた)、玄米(冷茶をかけてお茶漬け)。



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