2006年2月中

●2006年2月20日(月)雨

雨だし、寒くもあるけれど、元気に出掛ける。
今日は「ニチニチ」にて、タカシ君のインタビューです。
では、行ってきまーす。

●2006年2月19日(日)明るめの曇り

昨夜は、やけにくたびれて12時に布団に入ったのだが、なかなか寝つけなかった。
頭の中でずっと、パタパタ写真がめくれるみたいに動いていた。
言葉も、紙に書いたものがペラペラとめくれていく。
アリヤマ君にインタビューして、どこかが興奮状態になっていたのだと思う。
聞き忘れたことをいくつか思い出したり、反省したり。
インタビューというのは、けっこうくたびれるなあ。
話を聞いているうちに、つい相手の脳の中に潜りこんでいくようになってしまうからかも。
お酒も飲まずにやったので、普段使わない脳みそを酷使したみたい。
頭も体も重たくて、今朝はひたすら眠りました。
あめ玉をしゃぶるように、頭の中で固まった何かを溶かしていく感覚だった。
しかも、寝ながらもずっとアリヤマ君の気配があった。
たっぷり寝て、1時半に起きました。
スイセイは、午前中に走りに行ったそうだ。
お昼を食べ、ゲラの校正を1本やって、『日々ごはん6』にサインをする。
スイセイが、ドライヤーでガムテープを温めながらきれいにはがし、どんどん包装をとってくれる。
何もない大テーブルに、10冊ずつ積み重ねられた本。
1冊ずつ目の前において、次々サインするのは、なんだか幸せな時間だった。
感謝の気持ち湧いてきて、胸の中が温かくなる。
『まる子』だけ見て、『サザエさん』は今日は見ない。
夜ごはんが終わったら、早めに風呂に入ってビデオを見る予定。
コメントの依頼がきている、フィンランドの映画だ。
夜ごはんは、れんこんのはさみ揚げ、さつま芋(朝ちゃんの)の天ぷら、ブロッコリーのおかか和え、トマト、セロリの塩もみ、大根と油揚げの味噌汁、玄米。

●2006年2月18日(土)晴れ

なかなか起きられなかったが、起きてみれば、気持ちのいい天気です。
風は少し冷たいけれど、そんなには寒くない。
10時半に家を出て、買い物をし、アリヤマ君の事務所へ出掛ける。
インタビューです。
6時ごろにすべて終わり、「東横のれん街」で、鰻重や京都の芥子菜漬けを買って帰る。
「土屋商店」で、にぼし、昆布、かつお節、お茶屋さんでほうじ茶と新のりを買う。
この新のり、去年のちょうど今ごろにも買った。
「おいしい青マゼのり」と書いてある、炙って食べるのりです。
きのう、『日々ごはん6』を読んでいたら出てきたので。
それなりにぐったりとくたびれ、吉祥寺からタクシーで帰ってきました。
夜ごはんは、鰻重、芥子菜漬け、白菜漬け、ブロッコリーのおかか和え、かき玉汁。

●2006年2月17日(金)曇り、寒い

朝、『日々ごはん6』の見本が届いた。
曇り空でどんよりしているので、今日は布団の中でだらだらすることに。
電気ストーブをつけて、ミルクティーとカステラとバナナを枕元に揃え、『日々ごはん6』を読む耽る。
昨夜は、がんばって原稿を上げたし。
まだ、やらねばならないことはあるんだけど、たまには休むのも大事だ。
お腹が減ったので、朝ちゃんから届いたさつま芋と新じゃがをせいろで蒸した。
ちょうど、『日々ごはん6』の中でも朝ちゃんのさつま芋を天ぷらにして食べているシーンが出てくる。
「上等なお菓子みたいにおいしいのう」とスイセイが言うのだけど、本当にその通り。
きめ細かくて、甘くて、でも甘すぎなくて。
「うーん!」「うーむ!」とふたりで唸りながら食べた。
スイセイは、少しずつ食欲がもどってきたそうだ。
それにさっき、「みいよう、今日は大変なことがある。あのの、8時から『鬼平犯科帳』をやるの。2時間番組で」。と言いにきた。
うわーい。やっといつものスイセイが帰ってきた。
このところずっと、展覧会からのノリで、緊張感バリバリだったから。
私はずぼら者だから、いつ怒られるか分からなくて、ドキドキして暮らしていた。
夜ごはんは、豚のチリチリ焼き丼、スープ餃子(白菜、小松菜、干し椎茸)。

●2006年2月16日(木)雨のち曇り

ひさしぶりの雨。
雨もまたよし。
今日もまた原稿書きに打ちこむ。
昼にお弁当を食べるが、スイセイはほとんど残していた。
いちばん最初にゆで卵を食べていたから(好物なので、いつもだったらいちばん最後まで残しておく)、変だなと思っていたが。
今は、麺類みたいなものしか食べたくないんだそう。
ケチャップで炒めたご飯と、普通の玄米を一緒に弁当箱に詰めてあるのもダメだそうだ。
これは、普段でもそうらしい。
4時ぐらいに、スイセイの用事で郵便局まで一緒に歩く。
まな板のお届けです。
キャリーカートをひっぱりながら、道路っぱたにヨモギをみつけた。
掃きよせられた落ち葉に混ざって、小さいヨモギがはいつくばっている。
郵便局のところで別れ、私は買い物に。
スイセイの食べられそうなものばかり、見繕っていろいろ買う。
いちご、バナナ、ゆでうどん、ゆで蕎麦、スパゲティ、カステラ、牛乳2本、パックのコーンスープ。
他にも、醤油だとかパックのコーヒーだとか、ついたくさん買い込んでしまい、荷物が肩にめりこみそうになりながら帰ってきました。
帰ってからは、別件の新しい原稿を書き始める。
夜ごはんは、スパゲティ(生トマトとバジルのソース)、キャベツとセロリとハムのサラダ。

●2006年2月15日(水)快晴

すごく暖かい。
東京で何かの会合があるから、2月の末に泊まらせてくれという葉書を、実家の母からもらったので電話してみると、「え?なおみちゃん。あらやだっ! 」なんて驚いている。
よく聞いてみると、葉書を書いた時は、お誘いの電話があったばかりで、すっかりそのつもりになっていたんだけど、後からよく考えてやっぱりやめることにしたんだそう。
その日に仕事を入れるかどうかを、私はあれこれ悩んで工面していたのに。
今日、静岡県は15度だそうで、5月上旬の暖かさだそうだから、うちの母の脳天気がすっかり出ちゃったのだろうか。
やれやれ。
昨夜は、お蕎麦屋さんでまたまたスイセイに怒られ、私が反省し、仲直りして… なんてことをやっている間に、日本酒を2合飲んでしまった。
起きようと思っても、まだ自分が酒臭いので、それが抜けるまでひたすら眠った。
12時半に起きました。
それからはしっかと机に向かい、原稿書きに励む。
金沢の朝ちゃんから、さつま芋とふきのとうが届いた。
うわーい。
さつま芋でも、新じゃがみたいにコロコロ小さいのがあるんだな。
今夜、どうやって食べようか、しばし考える。
ふきのとうは、ぜんぶ刻んで2回ほど茹でこぼし、半分はつくだ煮、半分はふき味噌を作りました。
小瓶に入れて、誰かにおすそ分けしよう。
夜ごはんは、ステーキ(さつま芋焼き、エリンギ添え)、寒じめほうれん草のバター炒め、あさつきのぬた、人参の塩もみ、浅蜊の味噌汁、玄米。
さつま芋は、みどりちゃん伝言レシピの、新じゃがの鍋蒸し焼きのやり方でやってみた。
ル・クルーゼの小さい鍋に、さつま芋を入れて、塩とオリーブオイルをふり、ホイルをかぶせて蒸し焼き。
40分くらいかかったけど、ほっかほかにできました。
甘くて、とろけそうなおいしさ。
スイセイもとても喜んでいた。
またやってやろう。

●2006年2月14日(火)快晴

春のような暖かさ。
スイセイが言うには、今日、春いちばんが吹くかもしれないそうだ。
そう言われると、ますますそんな気になるけれど、空気の芯からちゃんと暖かい。
昨夜は、4時まで原稿を書いていた。
ついつい楽しくて、入り込んでいまったが、目が痛くなったのでやめた。
布団に入っても、頭がパカパカして眠れなかった。
うかうかしていられない感じ。
というわけで、今日はスイセイのお客さんがいらっしゃるけど、私は部屋にこもって原稿の続きをやる予定。
夕方から、アリヤマ君の事務所と「タミゼ」に出掛けるが、それまでぐっと集中してやろう。
8時ごろ吉祥寺に帰ってきて、夜ごはんは近所のお蕎麦屋さんで軽く飲みながら食べる。
出し巻き卵、ほたるいかの沖漬け、板わさ、天ぷら盛り合わせ、蕎麦。
そういえば今日、街行く人々や、電車の中の人たちの様子がいつもと違った。
どこかのたががはずれたみたいに、ちょっとだらしがない感じになっていた。
もわーっと暖かく、人の数もわらわらと多くて、いっせいに突進してくるような。
冬の間の緊張が、一気にほぐれたのだろうか。
仕事を終えたたくさんの人々が、今夜は皆飲みに繰り出すような、そういう勢いがあった。
こんな夜、飲み屋さんは、どこも忙しかったんではないだろうか。
春が近いというのは、もの狂おしい感じでもある。
このところ、自分にこもって原稿書きばかりしていたので、ちょっと私は怖かった。

●2006年2月13日(月)快晴

ぽっかぽかだ。
ハルが、朝から元気に吠えている。
スイセイは今日も7時に起きて、ひと作業をし、逗子に出掛けた。
作品を届に行くそうだ。
朝風呂に入り、陽に当たりながら爪を切る。
足の爪をひさびさに切ったら、親指の先がスースーした。
あちこち掃除をして、1時から田中君と打ち合わせ。
次の打ち合わせまで時間があるので、これから買い物に行ってきます。
5時からは、斎藤君、桃ちゃんと打ち合わせ。
途中、何度かワインを出したくなってしまうが、ぐっとこらえました。
スイセイも私も、やることが山積みなので。
夜ごはんは、浅蜊のパエリャ、茹で菜花(辛子味噌マヨネーズ)、茄子のくたくた煮、冷やしトマト。
茄子がどうしても食べたくて買ったんだけど、やっぱり季節でないから、あまりおいしくできなかった。
旬の茄子はねっとりするような水分をたたえているけれど、今日のは、茄子から水分が出るのに時間がかかった。
水分が出た時には、うまみも出きってしまうような、ペショッとした感じ。
よく、買ってから何日もたってしまった茄子がそうなる。
見た目では分からないけれど、細胞レベルで、組織の様子が違うんだろうな。
ごはんを食べたら、ゲラの直しを2件やる。
風呂から出たら、原稿の続きをやる。

●2006年2月12日(日)晴れのち薄曇り

静かな日曜日。
スイセイは、朝7時に起きて「おはよう市」に行った。
私は、昨夜も寝る前にアムとカトキチのテープを聞いていたので、ふたりの息吹が、頭と体の周りに膜を作っている。
それが破れないうちに、書きとめておこうと思う。
ひたすら原稿書き。
時々、お茶をいれたりしながら。
洗濯物を干す時、たて笛の音がした。
下の小学生の男の子が練習しているのかな。
公園の丘の上では、ムクドリたちが何かをついばんでいる。
のどかな日曜日だ。
3時くらいにスイセイが帰ってきた。
今日は、ものすごく寒いんだそうだ。
私はずっとパソコンに向かっていたので、何も知らない。
ためしに窓を開けてみても、寒いんだか、そうでもないんだか分からない。
「この、世間知らず!」と言って、スイセイは風呂へと温まりに行った。
それからも原稿の続きをやる。
『まる子』も『サザエさん』も見ずに、気がついたら7時半だった。
大急ぎで夜ごはんの支度をする。
夜ごはんは、キンキのかす漬け、にら、小松菜、菜花のオイスターソース炒め、ぬか漬け、大根と落とし卵の味噌汁、もちきび入り玄米。

●2006年2月11日(土)快晴

お昼を食べて、この間の取材テープをずっと聞いている。
声を聞いていたら、アムとカトキチに会いたくなってしまう。
午後からは、原稿書き。
宅急便の荷物が届いた。
ともすけ弁当の、バレンタイン用のパイだ!。
うわーい。
わくわくしてスイセイと包みを開ける。
サーモンと季節野菜のパイと、シャンパンのセットの通販をたのんだのだけど、小さいケーキと、有機レモンのラスクがおまけで入っていた。
薄紙の包装や、茶色いリボンや、説明を書いたイラスト入りのお便りや、すべて可愛らしく気がきいている。
パイは、木製の容器に入っていて、そのままオーブンで焼けるそうだ。
アルミホイルみたいな味気ない容器でなく、そういう心使いも、ともすけらしくてとても素敵だと思う。
夜ごはんでいただこう。
夜ごはんは、白菜ときゅうりのサラダ(塩でもんで、粒マスタード、酢、オリーブオイル、マヨネーズ、醤油少し、黒こしょう)、ペッパーサラミとチーズ(ミモレットとコンテ)、ともすけラスク、ともすけパイ。
ついてきたシャンパンは、こんどの楽しみにとっておく。
赤ワインの残りが半端にあったので、今日はそれを飲む。
ワインを飲みながら、サラダとサラミとラスクの前菜を食べながら、パイが焼けるのを待った。
パイは、すごーくおいしかった。
魚や肉のパイはよくあるけれど、サーモンだけでなく、フェンネルやインカじゃがいも、しめじや南瓜も入っていた。パプリカ、葱、茄子、キャベツも入っている。
南瓜なんかとろりとソースみたいになって、野菜だけでも濃厚な味わい。
これに、緑色のソース(アスパラガス、ブロッコリー、カリフラワー、ペコリーノチーズのまろやかな味)を合わせて食べたら、もう、バッチリでした。
イタリアの料理上手な奥さんに、手料理をご馳走になったみたい。
来月は、ひな祭りのパイだそうだから、ぜひまたたのんでみよう。



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