2006年5月下

●2006年5月31日(水)快晴

はっきりした晴れ。
ひさびさに5月らしい爽やかな快晴です。
でも、今日で5月も終わりだ。
洗たく物をたっぷりし、毛布も洗った。
さっそく、校正の続きをやる。
お昼を食べ、また続き。
昨日から、タカシ君の「日々のあわ」を聞きながらやっているのだが、やっぱりすごくいい。大好きだ。
ハルが盛んに吠えているので見に行くと、子供たちが柵の近くで遊んでいる。
足を踏ん張って真剣に吠えているけど、「ボクも混ぜてよ。いっしょに遊びたい!」と言っているみたい。
ささ、続きをやろう。
2時になったら、スイセイと走りに行くので、それまで頑張ろう。
行ってきました。
休まずに、ずいぶん長く走れるようになった。
スイセイに教わったように、辛くなってきたら歩くんじゃなくて、力を緩めて休むようにしながら走るというのをやってみたのです。
横断歩道まで、公園まで、水飲み場まで、いや、次の水飲み場まで…と、無理をせずに頑張れた。
今日の中央公園は、お母さんたちのグループがいくつも集って、お花見のようなことをしていた。
女子高生たちが輪になって、桜の木陰で合唱の練習をしているのが、風に乗って聞こえてくる。
メロディオンの頼りなさ気な音とか、上手すぎないところとか、女学生の賛美歌みたいでとても気持ちがいい。
いつもの農家で、ルッコラ、小松菜、菜花を買って帰ってきました。
それにしても、汗をかこうと思って厚着をしすぎ、顔が真っ赤になっていたみたい。
これでは熱中症になってしまうそう。スイセイに注意される。
風呂に入って、校正の続きをやる。
夕方には終わり、もういちど見直す。
明日、アノニマ・スタジオへ行くので、ちょうど間に合った。
夜ごはんは、そうめん(みょうが、青じそ、葱、おくら、わかめ)、大根と青じその塩もみ、焼き茄子、島らっきょう(川原さんのお土産)、冷やしトマト、小松菜とにらと焼き豚炒め。
今日は、お楽しみの『世界ふれあい街歩き』だ。

●2006年5月30日(火)曇りのち一時雨

昨夜は、川原さんといろんな話をした。
本当にひさしぶりで、言いたいことがたくさんたまっていたことに、私は気がついた。
刷り上がった『フランス日記』を、まじまじとじっくり眺め回す川原さん。
前にもそう感じたけど、そのゆっくりな見方とか、口先ではなく、川原さんの中心から出てきた感想の言葉とか、とても信頼できる。
やっぱり川原さんておもしろいなぁ。
物の見方や考え方が、たぶんよっぽど誠実なんだと思う。
あんまり飲まないようにしていた筈が、やっぱり楽しくて、ちょっとだけ日本酒を飲みすぎてしまった。
今朝は、11時半に起きました。
風呂に入って、昨夜の洗い物を片づけ、テーブルの上をきれいにして、校正の続きをやる。
2時半まで集中してやり、ハヅキの赤ん坊を見に行く。
しおりちゃんや、サンとシミズタも来ていた。
赤ん坊は、ぼわーっと熱を持っていて、抱いていたら汗が吹き出してきた。
こんなに小さくて壊れそうなのに、力が溢れている固まりみたい。
目をつぶっているけど、時々眼球が動いたり、笑ったりしながら寝ている。
夢をみているんだろうか。
ハズキは、水中出産をしたそうだ。
股から頭が出てくる時に、手で支えるんだけど、桃が生れてくるみたいだったそう。
触ってみたら、眉毛の上あたりの産毛の肌触りや、頭の固さや、本当に桃みたいでちょっと怖くなった。
よくもこんなに儚げな、壊れやすい固まりが、無事に生れてきてくれたものだ。
マヒナの時は、唇がピンク色で、お雛さまみたいで、いかにも女の子という感じだったが、さすがに男の子。
唇の形は同じだけど、色はマヒナよりちょっとくすんでいて、こんなに小さい時からちゃんと男っぽい。
ハヅキがおっぱいを上げていると、赤ちゃんの頭にマヒナがぺったりくっついて、にこにこしてて、超可愛かった。
なんか、かけがえがないな。
ハヅキは、よくやったな。
皆でいっしょに出て、道を歩きながら、ぼーっと温かい。
しおりちゃんは、これから和楽を保育園に迎えに行くそうだし、サンは図書館に、シミズタは、今日は「トネリコ」が休みだから、家でゆっくりするのだろう。
なんか、それぞれが皆、普通の当たり前の営みをしていることが、ほの温かいような感じ。
空の向こうが灰色で、雲行きが怪しくなっている。
夕方から土砂降りになるらしい。
三鷹で降り、買い物をして帰る。
雷が鳴り、雨もぽつぽつ降ってきたけど、けっきょく大降りにはならなかった。
夕暮れ時、ひんやりと蒼く涼しく、ジャスミンのいい匂い。
夜ごはんは、いかのワタ炒め、スーパーのコロッケ、白和え(昨夜の残り)、小松菜と椎茸の煮浸し、大根と青じその塩もみサラダ、浅蜊の味噌汁、玄米。
風呂に入ってからも、ゲラの続きをやる。
タカシ君の、「日々のあわ」をひさしぶりに聞きながら。
やっぱり、すごく好きだな。
いつ聞いても、自分の中にある同じ温度のところに、スーッともどっていくんだ。

●2006年5月29日(月)曇りのち晴れ

湿気はあるけど、けっこう晴れている。
いつものように朝風呂に入って、『日々ごはん7』のゲラ校正。
じっくりとやる。
消しゴムが、親指の爪ほどに小さく丸くなっているのだけど、とても消しやすい。
前にりうが大学生の時、そんなゴミみたいな消しゴムを使っているのを見て、「捨てなよー」と笑ったんだけど、「それがさ、みい、いちばんよく消えるんだよ」と言っていた。
今なら、私にもそれが分かる。
小さいから、力の入り具合がほど好くて、本当に不思議なほどよく消えるのだ。
川原さんから電話があり、高知の小夏をお土産に持ってきてくれるそう。
夕方から来てもらって、いっしょにごはんを食べようということになる。
ハヅキの赤ん坊にも会いたいけれど、明日行こう。
なんか、むしむしして、いきなり夏っぽくなってきました。
夜ごはんは、白和え、タコと胡瓜の梅醤油和え、谷中生姜、夏のおでん(新じゃが、ちくわ、蒟蒻、ゆで卵、さつま揚げ)、生姜入り茶飯、浅蜊の潮汁。
谷中生姜に、自家製味噌をつけて食べた。
今年の味噌は、ちょっと塩が少なめでやってみたら、二回ほど白いカビが生えた。
その都度きれいに取ってあげ、ウォッカの強いのを塗っておいたら、今はいい感じにしっとり馴染んで、コクも香りもあり、とてもおいしくなっている。

●2006年5月28日(日)雨のち晴れ

12時まで寝てしまった。
ちょっと二日酔い。
昨夜は、スイセイも私も早めに帰るつもりでいたのに、すっかり楽しくて、けっきょく最後までいて、1時くらいに帰ってきた。
去年はやらなかったから、2年ぶりに会えた人たちと、だらだらと飲んだり食べたり。
雨は降っていたけど、屋根のついた庭先で、焼き鳥を焼いたり、空豆や海老を焼いたり。
部屋の中には、奥さんの洋子ちゃんの手料理がたくさん。
真ちゃんが丹精こめた、いろんな種類のバラが盛りで、小雨の中、いい香りをふりまいていました。
庭で花を摘んでいる真ちゃんは、薄紫の服を着ているせいもあり、バラの妖精みたい。
それを見て、私とマツナリはくっくっと笑った。
白髪もちょっと増えた、おじさんなんだけど。
何十年たっても、繊細な真ちゃんは、昔のまんま。
部屋の中にも、いろんなバラが飾ってあり、ひとつひとつみんな匂いが違う。
その匂いをかぎ分けていたら、「アルバ種の、セレスティアルっていうバラの蕾が、乳首の形って書いてあったから、育ててみたの」なんて、言ってる途中から自分で笑っちゃう真ちゃん。
口を押さえ、体をくねくねさせながら。
そんな真ちゃんの下ネタ話には、いちいち赤面しない、私もすっかりおばさんだ。
娘の古都ちゃんもすっかり大人になり、化粧もバッチリの大学生になっていた。
真ちゃんの友だちの息子と従兄弟も、古都ちゃんと同じ19歳。
まだあんまりお酒を飲めないんだけど、大人たちに混ざっていて、かわいらしかったな。
毎年参加している家族の、小さい女の子は、もう4年生。
小さい時の顔のまま背が伸び、ものすごい美少女になっているのを見て、スイセイは一気に酔っぱらってしまったらしい。
りうのことを思い出したんだろうか。
ロリコンじゃん。
ところで、昨日はケイタイを持っていくのを忘れてしまった。
風呂に入ってすぐに寝たので、すっかり忘れていたが、もしやと思いチェックする。
ハヅキから伝言が入っていた。
うわーっと思い、慌てて聞いてみる。
26日の夜、無事に3200gの男の子が生れたそう。
しっかりしと落ち着いた、元気そうなハヅキの声。
思わず、「うわー、おめでとう!」と、メッセージに向かって言う。
「皆にメールして知らせてね」とも入っていたので、大慌てでしおりちゃんに電話するが、皆、すでに知っているとのこと。
ほっと、安心。
私は、とても嬉しい。
「クウクウ」の大家族に、またもうひとり子供が加わったのだ。
じーんとしながら毛布をかぶって、刷り上がった『フランス日記』を読んでいるうちに、バタッと寝てしまった。
今日は『まる子』も見なかった。
夜ごはんは、ラタトウユっぽいソースのパスタ(イタリアのサラミ、赤ピーマン、オレンジピーマン、茄子、トマトペースト、オレガノ、バジル、リングイネで)、レタスサラダ。

●2006年5月27日(土)雨

霧のような雨。
風もなく、穏やかな雨です。
今日は、真ちゃんのところの恒例のパーティーに行くのだが、スイセイがひと仕事してから行きたいそう。
私は、例によって何もやることがないので、鍋をピカピカに磨いた。
出掛ける間際に、宅配便が届く。
やー、やっと仕事がきた!。
『日々ごはん7』のゲラが届いたのです。
でも、もうそろそろ、真ちゃんのところに行かなければ。

●2006年5月26日(金)曇り

雨が降りそうで降らない。
それでもめげずに洗濯をする。
ラジオを聞きながら、すみずみまで新聞を読み、お茶を飲んで、時間をかけてホットドックを作った。
お昼を食べたら、他にはやることがないので、洋服ダンスの整理。
ボタンつけもやった。
包丁も、ぜんぶ磨いだ。
掃除機もかけた。
今私は、2冊分のゲラが送られてくるのを待っているのです。
こんな時は、本でも読んでだらだらしていればいいのに、世話焼きのおばあちゃんみたいに、なんだかんだと動いてしまう。
冷蔵庫のこびりついた汚れをこすったり、乾物をもどしたりして、今日は早くから台所にいたので、おかずをたくさん作りすぎた。
昨夜の残り物もあったのに。
並んだおかずを見て、「みいはパワーがあり余っとるんじゃの」と、スイセイにイヤミを言われた。
早起きすると1日が長いけど、やることがない時には、ちょっと長すぎる。
しかも暇だからといって、寝ていられないような心境なのだ。
夜ごはんは、かますの塩焼き、山くらげのきんぴら、山くらげの漬物、白和え(ひじき、こんにゃく、人参、椎茸)、オクラとみょうが入り納豆、、焼き豚、小松菜おひたし(残りもの)、蕗の煮物(残り)、豆腐と葱の味噌汁、玄米。

●2006年5月25日(木)快晴

このところ、9時半には起きるようにしている。
そうすると、布団を干す時、いつもハルを見ることができる。
今日は、鼻をクンクンさせ、空気の匂いを嗅いでいたハル。
おとといは、前脚をそろえて腹ばいになり、虫が飛んでるのをパクッとやっていた。
ずっと飲食業だったから、私の半生は、完全に夜型でした。
それを思うと、ずいぶん成長したものだ。
夜は、1時には自然に眠くなるものな。
そのうち、朝ごはんもちゃんと食べるようにしよう。
今日もまたスイセイの手伝いの事務をやる。
昨日は、新聞の領収書についてくる、サービスシール(はさみで切りとって、のりをつけて貼る)を葉書に貼ったりしていた。
200ポイントでもらえるものは、缶ビールとかジュースの詰め合わせ。
スイセイと相談し、缶ビールに決め応募する。
暇だなあ、私。
後で美容院に行ってこよう。
美容院の帰りに、紀伊国屋と、ひさびさに「おいしい魚屋」さんに寄る。
おいしそうな初鰹があった。
夜ごはんは、鰹の刺し身、鯵の酢じめ、ゴーヤと茄子のくたくた煮、きゃら蕗の煮物、小松菜のおひたし、葱だけの味噌汁、玄米。

●2006年5月24日(水)ぼんやりした晴れ

洗濯し、あちこち掃除機をかけ、原稿の見直しをやる。
11時に桃ちゃんがいらして、預かっていた写真をお渡しした。
いよいよ、『記憶のスパイス』が動き出しました。
どんな本になるのか、とっても楽しみだ。
お昼に蕎麦を茹でた。
みょうがも、農家の葱も辛くて、夏っぽい蕎麦の味だな……と思っていたら、「なんか、春みたいな日じゃの」とスイセイが言う。
キャベツ畑に蝶々が飛びまわっているような、のんびりした日だそう。
それは私からすると、二ヶ月ほどずれている。
2時くらいから、少しずつ怪しくなり、3時には雷が。
天気予報がぴたりと当った。
2時には洗濯物が乾いていたので、とりこむ。
激しい夕立。
ちょっとの晴れ間に、スイセイは走りに行った。
また暗くなって、大きな雷が鳴ったから心配していたが、うちの前でちょうど降り始めたそうだ。
その間私は、ラジオを聞きながら、ずーっと事務仕事をしていた。
夜ごはんは、カレーライス、水菜とレタスのサラダ。
今夜は、お楽しみの『世界ふれあい街歩き』がある。

●2006年5月23日(火)曇りのち雨

ぼんやりした天気だけど、スッキリ起きる。
体は筋肉痛。
足だけでなく、背中やわきの下のあたりまで痛い。
そんなに悪い感じではありません。
また運動したいと、筋肉が言っている感じ。
最近は、テレビを見ながら、ヨガまがいのストレッチをよくやっている。
さて、今日もまた『日々ごはん7』の校正の続きをやろう。
3時半くらいから、ポツリポツリと降ってきた。
夕方には終わり、テキストをお送りする。
夜ごはんは、とろろ芋、ゴーヤとクレソンと鶏(昨夜の塩焼きの残り)の炒め物、茄子といんげんのくたくた煮、明太子、しらす、ひじき玄米。
ひじきを玄米に炊き込んでみたら、とてもおいしくできた。
大さじ3くらいを水で戻しておき、玄米を炊く前に加えるだけ。
ごま塩をかけて食べたら、それだけ満足で、とろろ芋がよけいだった。
風呂から上がって窓を開け、雨降りの空気を吸い込む。
ヨガの呼吸法みたいにしてやる。
明日は、朝のうちは爽やかに晴れるのだそう。
早めに洗たくしてしまおう。

●2006年5月22日(月)晴れ

ちょっといやな夢を見たけど、えいっと起きる。
なんか、仲間外れにされている夢だった。
皆は芝居の役作りをすでにやっているのに、私だけ何の役なのかも知らされないで、しかも、芝居なんかぜんぜんやりたくないのに、無理やりやらされる夢。
今日から、『日々ごはん7』の校正をやり始めました。
天気がいいので、窓を開けたり閉めたりしながらやる。
4時までやって、スイセイと走りに行く。
ものすごくひさびさだったけど、前は走っているうちに、膝の横が痛くなったんだけど、今日はだいじょうぶだった。
走りながら、足の筋肉が使われている感じが、とても気持ちよかった。
ずっと動かしたかったんだよと、私の体ぜんぶが言っている。
中央公園の桜んぼは、赤くなって、もう地面に落ち始めていた。
そして今日もまた、あのおじさんが歩く練習をしていた。
冬も夏も、毎日やっている足の悪いおじさん。
横を通り過ぎる時、「ショ、ショ」という掛け声が、今日もまた聞こえた。
その声が聞こえた時、私は心の中の姿勢を正した。
スイセイが言うには、おじさんの歩き方は、少しなめらかになったような気がするそう。
歩幅も少しだけ増えて、前より早くなったような。
うん、確かに。
それはこのおじさんにとって、ものすごく嬉しいことだ。
だって、もう何年も前から、ずっと練習をしているのだから。
走りながら帰ってきて、スポーツドリンクと、農家で長葱のりっぱなのを買う。
明るいうちに風呂に入り、ベランダで髪の毛を乾かしていたら、酔っぱらっているみたいな気分になった。
ふらふらと、体が心もとない、たよりない感じ。
校正の続きをやっていると、『鶴瓶の家族に乾杯』があるから、夜ごはんを早めにしてくれとスイセイに言われる。
夜ごはんは、鶏の塩焼き葱炒め添え(農家の長葱の、青いところをぜんぶ使った)、中華そば(昨夜作っておいた焼き豚、煮卵、なると、シナチク、海苔)、島らっきょう(ハヅキのお土産)、トマト、胡瓜もみ。
食べ終わり、畳の部屋で悠々と『鶴瓶の家族に乾杯』を見る。

●2006年5月21日(日)晴れ

爽やかな晴れ。
風もなく、とっても静か。
朝のうちは空気がひんやりしているけど、これから暑くなりそうな日だ。
「とり残されたみたいな天気じゃのう」と、スイセイが言った。
昔、スイセイが若いころ、各駅停車で大分に行って、名もない無人駅で降りた時の空みたいだそう。
誰もいなくて。
遠くから、女子高生の声が聞こえてくるくらいで。
洗たくを思う存分にやり、朝ごはんを食べて、これから「ニチニチ」の日曜市に行ってきます。
ヒラリンもハヅキも来るし、皆、子供たちを連れて来るんじゃないかと思う。
1周年だから、ネパール風揚げ餃子も出るそうだ。
楽しみ。
3時半くらいに帰ってきました。
なんだか、ひさしぶりにのんびりして、姉妹たちに会えたような感じがした。
マスターも来て、昼間っからビールを飲んで、すぐに真っ赤になっちゃって。
ハヅキは、いつ生れてもいいくらいのお腹になっていた。
この間よりも膨らみが下の方に下がっていると、しおりちゃんたちが口々に言っていました。
予定日は26日だそうだ。
楽しみだなあ。
生れたら、また会いに行こう。
昨日の天気について、皆に聞いてみたら、やっぱり見ていたらしい。
ハヅキたちも、国分寺からくっきりと富士山が見えたそうだし、ユミちゃんちでは、2歳のトモ君が、「お母さん、あれなーに?」と虹のことを教えてくれたそう。
リーダーのところは、突風で洗たく物が飛び、網戸がはがれたらしい。
ナツコに取ってもらい、その後ふたりでカレーを作って食べたそう。
皆、いろんな風に眺めていたのだな、同じ空を。
帰ってきてから、買い物に行き、ちらし寿司を作る。
日曜市の出店の人たちが持ち寄った賄いを、ご馳走になったのだ。
鮪のちらし寿司を。
青じそ、みょうが、錦糸卵、芝漬け、山椒の葉が入っていた。
それがおいしかったので、スイセイにも同じのを作ってあげようと思って。
ちらし寿司って、大きな寿司桶にいっぱいに作って、テーブルの上にのせておけば、食べたい人が勝手に食べられるのがいいな。
鮪はヅケにしてあって、少なめだったのも真似する。
食べる間際に、薬味をたっぷりのせるのも真似。
めいめいがよそってから切り海苔をのせるのも、今夜はぜんぶ真似してみた。
夕方、『まる子』が始まる前に、らっきょ漬けをやった。
窓際に座って、風に吹かれながら。
まだまだ明るくて、本当に陽が長くなったなあ。
夜ごはんは、ちらし寿司、焼き茄子、クレソン塩おひたし、トマト、浅蜊の吸い物。
それにしても、ちらし寿司をたくさん作りすぎた。
涼しい所に置いて、明日また食べよう。



日々ごはんへ めにうへ