2006年10月下

●2006年10月31日(火)晴れ

10時に起きて、軽めにヨガ。
昨夜は、眠くて眠くて12時に寝てしまったから、しっかり10時間眠ったことになる。
2時から赤澤さんがいらっしゃるので、それまで『日々ごはん8』の校正に打ち込む。
1時間ほどで終って、買い物へ。
向こうから来るおばさんが、自転車のカゴに、ゆさゆさした葉っぱつきの大根をさして走っているのがカッコよかった。
なので、私も同じのを買う。
背が高い、髪をひとつにまとめたおばさんが、じっくり大根を選んでいた。
葉っぱはみずみずしく、大根もツヤツヤとおいしそう。
私も並んで選ぶ。
このおばさんは、別の売場のところでも、じーっと野菜をしっかり見て選んでいた。
スーパーで買い物をしていると、皆とても忙しそうで、さっと野菜をつかんでドサッとカゴに放り投げたり、棚にもどす時にも乱暴に扱っている人をよく見るので、このおばさんは新鮮だった。
私は、ポテトサラダとか、鍋焼きうどんのアルミ鍋のとかのジャンキーなものも、カゴいっぱい積み上げて買い物していた。
さっきのおばさんが、卵売場のところにいる。
おばさんのカゴの中身は、長芋、大根、エリンギと、あとは肉のパックがひとつだけ。
いちどに買いだめとかしないんだ。
きっと、このおばさんは料理上手なんだろうな。
夜ごはんは、豚ヒレカツ(千キャベツたっぷり)、大根葉と油揚げの煮びたし、ポテトサラダ(スーパーの)、大根のマリネ、蒟蒻とわかめの味噌汁、玄米。
あんころもちを食べながら、『僕の歩く道』を見る。

●2006年10月30日(月)快晴

昨夜は、よく眠れなかった。
きっと寝る前に、『フィッシュマンズ全書』をたくさん読んだせいだと思う。
デビュー前のインタビュー記事から細々と読み初め、新しくCDを出すごとに、関わっている人たちが移り変わって、「フィッシュマンズ」の音楽も変っていって、というか前に進んでいく。
そういう時期ごとに、インタビュー記事が細かい字でいっぱい印刷してある。
というか、この1冊の中に、佐藤伸治という人のすべてが治まってしまったような、ちっちゃくなっちゃったような。
だいたい私は、インタビュー記事をあんまり読まないのだ。
ただ、その人の音楽だけ聞いて、絵書きの人だったら絵だけを見て、自分の中で物語りをつぐむのが好きなのだ。
それで、ちょっとうなされるような夢までみてしまった。
9時半に起きてヨガ。
『ロボ宙&DAU』のことを、昨日スイセイは、「みいが土の料理だとしたらの、カトたちのはぜんぜん正反対の、未来の感じがする」と言っていた。
すぐに影響されやすい私は、ヨガをやりながら、今朝はSFっぽく聞こえてきた。
粒子の集まりとか、空気の隙間とか。
『日々ごはん8』のゲラ校正。
あんなに明るかったのに、2時半くらいにもう翳ってきた。
最近、こういう調子だ。
気持ちよく晴れるんだけど、信じられない感じで曇がやってきて、そのまま日が暮れる。
何時間も集中して校正をしていたので、気がついたら目が痛くなっていた。
とり込んだ布団に寄りかかって、目薬をさす。
後ろ頭がやわらかい毛布に当たって、沈んでいく。
灰色の空を、プロペラ飛行機が斜めに横切る。
ブーーンと低い音をさせて。
その時私は、幸せでも、つまらなくも、楽しくも、淋しくも、悲しくもないような気分になった。
脳みそがくたびれて、麻痺して、どうでもいいような、それが気持ちいいような。
ふと、アトリエにいるスイセイのことを思ったら、水たまりが広がっていくように、いつもの感覚がもどってきた。
気をとり直して、あちこち掃除機をかける。
私の部屋を雑巾がけしていてふと見上げると、その角度(アングル)から切り取った夕暮れの空が、とてもでっかかった。
雲の模様が微妙に変っていくのをしばし見とれ、写真を撮る。
夜ごはんは、大根ステーキ、塩鮭(中辛)、刺身蒟蒻と刺身わかめ(大根おろし+ポン酢醤油、わさび醤油)、春菊と揚げ玉の卵とじ、キャベツの味噌汁、玄米。

●2006年10月29日(日)秋晴れ

音がしない、晴れ渡った日曜日。
スッコーンというよりは、穏やかな春のような、ワ〜〜〜ンとした晴れ方だ。
この音のなさは、風がないのと、日曜日で車が少ないのと、近所の保育園の子供たちの声がしないから。
朝、お母さんと息子が自転車をこいでいるのが見えた。
今日あたり、どこかに出掛けるには最高の日和だろうな。
ヨガは、玉のような汗をかいた。
あまりに音がしないので、時々、車がバックするのが大きく聞こえてくる。
あとは、鳥の声と『ロボ宙&DAU』。
午後からは、『日々ごはん8』のゲラ校正。
読み込みながらやっていたら、高知旅行のところでうわっと涙が湧いてきた。
自分の文章に感動したんではもちろんなく、その時の場面を、くっきりと思い出したのだ。
ポカポカと暖かくて、半そでになりたいくらい。
蚊にも刺された。
6時まで集中してやり、『まる子』と『サザエさん』。
夜ごはんは、牛肉のクリームソース・スパゲティ(玉葱、青じそ、生クリーム)、キャベツと人参とピーマンのサラダ、冷やしトマト。
『情熱大陸』が、ものすごく良かった。
若年性認知症の旦那さんと、それを支える奥さんのドキュメント。
まるで蜜月のようなふたりだった。
私は何度もティッシュで拭きながら見た。
涙が止る暇がないのだ。

●2006年10月28日(土)快晴、夜になって雨

ひさしぶりにカラリと晴れた。
9時半過ぎに起き、スイセイの朝ごはんと私のお弁当(お昼用)を作って水を飲み、ヨガ。
今朝のヨガはおもしろかった。
『ロボ宙&DAU』を聞きながら、2曲目までウォーミングアップして、次の曲で太陽礼拝を繰り返し。
次の曲でこの型、「チキチキチキュウ」っていうのはこの型、と曲に合わせてやってみた。
すごくいい感じだった。
曲の順とヨガの型の順番が、なぜかぴったり。
楽しいし、明るいような、胸が広がるような気分になる。
CDが終るころにだいたい2/3の工程が終り、また2回目をかけた。
途中から、ずいぶんいい気持ちになってしまって、髪の毛の中まで汗をかいて、ラップの言葉が、意味とはちがうように聞こえてきた。
脳みそで聞く言葉じゃなくて、体で聞いているのかな。
そしたら、催眠術みたいになってきて、私はすぐにその気になってだまされやすいから、ちょっとだけゆらゆらした感じになった。
なんとかいう脳内物質が出ちゃったんだろうか。
というか、私はとても元気みたい。
このところ、ずーっとこもっていたからなぁ。
今日は、『天然生活』と『暮らしの手帖』のゲラ校正をやって、落ち着いてから『日々ごはん8』に入ろう。
夜ごはんは、黒むつの味噌漬け、湯葉と水菜とわかめの炊き合わせ、豚肉とピーマンともやしのチンジャオロース風、つみれのおすまし(三つ葉)、玄米。
生ゆばだと思っていたのは、「お湯葉さん」といって、京風に煮含めてあるものだった。
なので、だしを加えて水菜やらわかめやらと炊き合わせた。
スイセイは、その味つけにものすごく感心していた。
「みい、今日は別人みたいじゃのう」と。
ピーマンも細めに切ったし、すまし汁も上品なもので、なんとなしに関西風の食卓だったのです。
なぜそうなったのかは、自分でも不明。
ただ、今日は嬉しいことがあったから、何でもしてやるよ!っていうような、おっかさん的気持ちになっていることは確か。
嬉しかったことについては、まだここには書けません。

●2006年10月27日(金)曇り時々晴れ

なんだか昨夜は眠れなかったな。
気にかかることがあって。
まあ、そういう夜もあるべーな。
今日のヨガも、『ロボ宙&DAU』がBGM。
鳥の鳴き声もよく似合う。
午後、『日々ごはん8』と『天然生活』のゲラが届いたけれど、明日のお楽しみにして、美容院に行ってきます。
帰りに、ひさびさに紀ノ国屋でいろいろおいしいものを買った。
生ゆばとか、本鮪の刺身とか、黒むつ(味噌漬けにした)とか、ラム肉とか、牛スネ肉とか。
ブルゴーニュ地方の赤ワインも買った。
ちょうど蒼っぽい黄昏れ時で、自転車をこぎながら、弓のような白い三日月が出ていた。
帰りついてから、冷蔵庫に買ったものをしまっているうちに、月はもう黄色に光っていた。
日が暮れてから、落ちるまで、すごく早い。
夜ごはんは、本鮪のお刺身(赤身だけどとてもおいしかった)、人参の千切り塩もみ(しそ油かけ)、きのこの醤油炒め(本しめじ、舞茸、にんにく、カボスを絞った)、きんぴら、赤蕪漬け、小松菜の味噌汁、玄米。
最近、私もスイセイも赤身の肉や魚のおいしさに目覚めたかも。
そして人参が、とてもおいくなってきている。
北海道産だ。

●2006年10月26日(木)曇り、ちょっと晴れ

晴れたかと思ったら、すぐに曇ってしまう。
曇りの配分の方ががぜん多いけど、時たま、あっけらかんの青空にもなる。
そんな中、カトキチが送ってくれた『ロボ宙&DAU』のCDをかけながら、ヨガをやった。
なんか不思議。
ラップなのに「ヨーヨー」なんて言わないし、ぜんぜんうるさくなくて、吐く息みたいな声。
カトキチたちのバックの音楽は、外で昼寝してるみたいな感じ。
目をつぶってヨガをやっていたら、体の中が回るような、脳みそが指圧されるような感じで、気持ちよかった。
太陽の光が当たって、まぶたの裏側が赤くなる時とか、前屈しながらフーッと息を吐く時とか、ぴったりくる。
音楽とも、こういう天気の今日っていう日とも、自分とも。
明日もまた聞きながらヨガをやってみよう。
さて、ふり返ってみると、今日はいったい何をやっていたのだろう。
夕方散歩に行って、農家の野菜(ルッコラ、ピーマン、春菊、じゃが芋)を買ったくらいだろうか。
あとは、机の中を整理した。
ここ数年の手紙とか、メモとか、新聞や雑誌の切りぬきとか、本当に極上に嬉しかったり励まされたりしたものだけを、もういちど読み直してファイルに入れた。
明日は、机の下の箱につっこんでおいた書類(雑誌のゲラなど)を片付ける予定。
つまり暇なのだ。
夜ごはんは、ランプステーキ(じゃが芋のオリーブオイル焼き添え)、冷やしトマト、小松菜と春菊のおひたし、大根と白菜と蒟蒻のお汁(昨夜の煮物を使って)、玄米。
そういえば、昨夜の『世界ふれあい街歩き』は、あまりおもしろくなかったな。
いつもは夕方になったり、テーマ曲がかかるとうっとりした気分になるんだけど。
ハノイの風景はバイクがやたら多く、せちがらくて、ガツガツしていて、人々がしかめっ面というかむき出しの顔をしていて、ちっともいい気分になれなかった。
最近、アジアの感じを私は忘れていたのかも。

●2006年10月25日(水)快晴

朝方はどうだったか分からないが、ぐんぐん晴れてきた。
10時半に起きてヨガ。
雲がひとつもない、絵の具をのばしたみたいな水色。
窓の2/3がぜんぶ空。
その下は干した布団の白。
しっとりと汗もかいた。
薬も飲まなかったのに、風邪があれ以上ひどくならずに治ったのは、ヨガをやっていたせいもあるかもしれないと思う。
体の中にある、バネのような跳ね返す力が鍛えられたような感じがする。
生理だったし、熱も少し出て、なまけ病みたいな気持ちにもここ何日かなった。
でも、出すものを出したっていう気分。
このカラッとした天気のおかげだ。
リラックスのポーズの時、葉っぱを揺らす風のサワサワの音が、夏と違うような気がした。
なんとなく、響き方が違う。
遠くの音までよく聞こえてくるような。
シーツや枕カバーやらたっぷり洗濯して、マットもまな板もベランダいっぱいに干す。
さて、これから本にサインするのをやろう。
昨日無理してやらずに、とっておいてよかった。
3時くらいに、散歩がてら遠回りして買い物に行った。
初めてのパン屋さんで、食パンを買ってみた。
昨日とおとといの寒さで、ずいぶん葉っぱが黄色くなりかかっているが、イチョウの木はまだまだ緑色だった。
銀杏って、葉っぱが青い時に実るものなんだな。
夜ごはんは、大根と白菜とゆで卵の薄味煮、白滝のたらこ炒り、白菜と大根と青じそとハムのサラダ、いさきの塩焼き(オリーブオイルとイタリアの塩をふりかてけオーブンで焼いた、カボス添え)、玉葱と三つ葉の味噌汁、玄米。
今夜の『世界ふれあい街歩き』は、ハノイだ。
とても楽しみ。

●2006年10月24日(火)雨のち曇り

昨夜は、早めに風呂に入って、たっぷり温まってから寝た。
パジャマの下にいろいろ着込んで。
おかげで、風邪はひどくならずにすんだみたい。
今朝は、大事をとって1日中寝ていようかと思ったが、12時半に起きてみた。
まだ少しフラフラして、なんとなしに微熱っぽいが、『日々ごはん8』の校正をやってしまおうと思って。
『たべるしゃべる』のサイン本も、あとでやろう。
昨日は、水道の水が冷たくて、ヒヤッと寒気がしていた。
風邪のひき初めにそうなることが、去年もまったく同じように思ったらしく、『日々ごはん8』に書いてありました。
夕方、寒気がするので少し寝たけど、校正の方は仕上げてお送りした。
サインは、明日やる。
無理せずに、ゆっくりゆっくり。
夜ごはんは、麻婆白菜春雨、きんぴら、大根の漬け物、白いご飯。
作ったのは麻婆白菜春雨だけ。
丹治君から電話があったが、ものすごい風邪っぴきの声だった。
どうか体を休めてもらいたいものだが、丹治君のことだから休まずに動きまわってしまうだろう。
私は自分の気持ちのままに、ゆっくり眠ったり、だらだらと休めて申し訳ない。
10時から、『僕の生きる道』を見る。
新しく始まったドラマの中で、毎週これだけはとても楽しみにしている。
全体に流れているゆったり静かな空気感とか、料理がしっかり出てくるところとか、出演者の抑えた演技とか、セリフの少なさとか、ぜんぶ好き。
ぜんぜん暗くなくて、いつも昼間の穏やかな光に覆われているのは、たぶん主人公(自閉症の役)から見える景色なんだと思う。

●2006年10月23日(月)雨

12時まで寝てしまった。
眠くて眠くてたまらない。
朝ごはんの食パンを、電子レンジのレンジ機能の方で焼いてしまった。
湯気が出て、窓がくもっていたけど、まったく何とも思わずに。
チンと鳴って出てきたのは、カサカサのラスクみたいになった、白いままのパン。
耳のところだけ黒く焦げている。
せっかくスイセイが大好きな豆乳パンなのに。
2枚目は、ちゃんとトースター機能に切り替えて焼いた。
私は頭がポーッとしすぎ。今日はほんとにダメダメだ。
スイセイに謝りながら出すと、「ええんで。そういうのは大事じゃろ。リセットいうんで」と言われた。
ラスクみたいなパンも、懐かしくて案外おいしかったそうだ。
昨夜作っておいた人参のサラダも、そのまま出せばよかったのに、ちょっと味見をしてぼんやりしている気がしたので、最後にもうひとふり塩を加えてしょっぱくなりすぎた。
ぼんやりは私の味覚の方だ。
とにかく、今日はゆっくり過ごそう。
腹巻きのかわりにお腹にマフラーを巻いたら、それがとってもいい感じ。
スパッツも毛糸の靴下も履いて、『日々ごはん8』の続きをゆっくりやる。
BGMは、「キセル」の「ホロホロ」っていうアルバム。
エンドレスでずっと聞きながらやっている。
夕方までやって、どうも寒い寒いと思っていたら、熱っぽくなってきた。
計ってみたら、7度2分。
そのうち鼻水が出始めた。
どうやら風邪をひいたみたい。
鼻水がとまらない。
夜ごはんは、カレーライス、サラダ(白菜、胡瓜、トマト)。
今夜のカレーは、野菜の切り方も小さめだし、ルウも、ハウスバーモンドカレー中辛のみ。
いつもだと2〜3種類ルウを混ぜたり、コーヒーやらソースやケチャップやら加えて工夫するのだけど。
それが、スイセイにとってはかえっておいしかったみたい。
「みいは、病気の時の方が料理が上手いのお」と言われた。

●2006年10月22日(日)晴れ、暗くなってから雨

梅干しの夢をみていた。
梅干しがひたひたと赤い梅酢に漬かっている様子が、とても安楽で、のびのびとくつろいでいる感じがあり、中からひとつつまんで引き上げる時、そういう気分が自分にも移ってくるのを感じていた。
(だから私は梅を漬けるのが好きなんだな)と思いながら目が覚めた。
生理なので、せいせいとヨガはやらない。
鳥の声が透き通って聞こえる。
晴れているけれど、どことなく哀愁があるような光り。
秋って大人っぽい。
朝ごはんの食パンのことを、「すごいおいしい。大好き」とスイセイが気に入っていた。
モチモチした歯ごたえがいいのだそう。
「豆乳入りだよ」と教えてやると、「え、トウニョウ?」とすごく反応した。
糖尿病にいいパンだと思ったらしい。
さて今日も、『日々ごはん8』の校正だ。
ピンポンが鳴って、りんごが送られてきました。
毎年送って下さる、マキコちゃんの家族がもいだ群馬のりんご。
今年もまた、大きくて真っ赤だ。
ありがたいなあ。
お茶をいれたり、昨日焼いたケーキを食べたり、洗濯物をとり入れたりしながら、ずっと校正をやっていた。
今日は、『まる子』も『サザエさん』もなくてつまらないが、おかげで集中できた。
暗くなってから、ふと、里いもを掘り起こした時のような土の匂いがする。
ベランダに出ると、小雨が降っていました。
夜ごはんは、煮しめ(里いも、人参、蒟蒻、牛蒡)、め鯛のみそ漬け(小松菜と春菊のおひたし添え)、トマト、納豆、わかめと葱の味噌汁、玄米。

●2006年10月21日(土)曇り

いちど起きたのだけど、どうにも胃腸が重苦しい。
天気もどよ〜んとしている。
ひさしぶりに温泉枕をチンして、お腹の上にのせ、布団の中でじっとしていた。
そのうちに元気が出てきたので、ヨガ。
しっかり汗をかいた。
体を動かすのって、何かのスイッチを入れるような感じだな。
川原さんは、何もやりたくない日が続いた時、ごはんも食べず、テレビも見ないで、本当にどれぐらい何もやらずに寝ていられるかという実験(?)をやったことがあるらしい。
その時の話がアノニマ・スタジオのホームページ(「かきとめ帳」という連載)に書いてあるが、「けっきょくね、体を動かさないと、どんどん具合が悪くなっていくことが分かった」と、この間言っていた。
体って、動かしてやらないと、筋肉も内臓の機能も退化していくように出来ているっていうのを感じたそうだ。
実感の言葉は強いなあ。
というわけで、どうにか私は復帰した。
やらなければならないことはあるんだけど、いろんなことがバタバタと終って、急にポツンとしてしまったような感じなのだ。
今月の末までは、新しい本と『日々ごはん8』のことをやろうと思って、打ち合わせも撮影も何も入れてない。
外にもしばらく出掛けてないから、あとで買い物に行こう。
そして、『日々ごはん8』の校正に打ち込もう。
買い物から帰って、アイスボックスの栗クッキーを3本作った。
今は、栗の和風ケーキ(きな粉入り)を焼いているところ。
材料も配分も適当だけど、なんとか形になっている様子。
夜ごはんは、天ぷら(スーパーの)うどん、春菊と小松菜のおひたし、南瓜のポクポク煮(残りもの)、きんぴら牛蒡(残りもの)。
栗の和風ケーキ、とてもおいしく出来ました。
甘味がほどほどで、秋の香り。
これで、栗は全部使い切ったぞ。



日々ごはんへ めにうへ